仕事やキャリアに悩んだときにお勧めの本

教科書通りではないキャリア

理想の人生とは「良い大学を出て、安定した仕事について、定年まで過ごすこと」だと、今でも多くの人が思っているのでしょうか。昨今であれば起業して成功することも理想の人生のひとつかもしれません。では、それ以外の人たちはみんな「失敗」なのでしょうか?大学に合格できなかったら?希望の企業に就職できなかったら?就職しても辞めてしまったら?

教科書通りではない、どちらかといえば”行き当たりばったり”でキャリアを積み重ねてきた私は、「これで大丈夫かな」と不安に感じることはよくあります。今回は、同じように悩んだり、不安になる方が、ポジティブな気持ちになってくれたらいいなと思い、いくつか本を紹介してみることにしました。将来の仕事に悩む学生や、就職したけど仕事に悩んでいる方をきっと元気にしてくれると思います。

ちなみに、一応このブログは米国留学について書いているので、英語が原書のものについては英語版をご紹介すべきところではありますが、翻訳版が出ていれば迷わずそっちを買ってしまうので(汗)、以下も翻訳版のご紹介です。。。

スタンフォード式 人生デザイン講座

著:Bill Burnett and Dave Evans. 原題:Designing Your Life – How to Build a Well-Lived, Joyful Life

アメリカの大学の名前をタイトルに入れているのは好きじゃありませんが、内容は教科書通りのキャリアに疑問を抱いている人にぴったり。”失敗”の定義を変えてくれます。

嫌われる勇気

著:岸見 一郎, 古賀 史健

上記『人生デザイン講座』に「ダンスを踊るように」という表現が出てくるのですが、この『嫌われる勇気』でも同じ表現が出てきます。周りからの「こうあるべき」というプレッシャーに悩んでいる方にお勧めの本です。

LIMITLESS 超加速学習 ー 人生を変える「学び方」の授業

著:Jim Kwik. 原題:Limitless: Upgrade Your Brain, Learn Anything Faster, and Unlock Your Exceptional Life

脳の使い方、学習の仕方など、筆者が読書の中から得た情報がちりばめられている本ですが、私のおすすめポイントはそうした知識ではなく、この筆者が事故による脳の損傷を乗り越え、”学習すること”を極めたという彼の人生そのものです。「自分はできない」という思い込みは言い訳。可能性は自分次第で無限にあるのだというパッションにあふれた本です。

国境のない生き方 ー 私をつくった本と旅

著:ヤマザキ マリ

知的にローマを語るヤマザキマリさんは、大学教授ではなく漫画家であり、計画的な人生によって作られたものではないという事実。確かに、普通に四大行って、就職するようじゃ、こんなオリジナルな人は出来上がらないですよね。あまりにも普通じゃない経験をポジティブに乗り越えてきたすごい人です…。

自分で「始めた」女たち ー 「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション

著: Grace Bonney. 原題:In the Company of Women

この本を手に取ったとき、高校生の頃のことを思い出しました。美術が好きで美術の道に進もうと思っていましたが、高校の美術の先生から如何に美術の道が険しく夢がないかを説かれ(苦笑)、その道に進むのをやめました。美術であれ、他の道であれ、結局のところやり続けるのかどうかが大事なんだと思いますが、うまくいかなかったり悩んだりしたとき、同じように苦労しつつも継続している同志の存在は励まされます。

お勧めの本を振り返ってみると、私は「悩みや苦労があっても、前向きに取り組み続け、学び続けることをやめない」という実例に励まされる傾向があるようです。

Enjoy reading!