言葉の力 power of words

今回のリーダーシップクラスのお題は、power of words、言葉の力。話すこと、書くことによって人を動かすことについて考察せよとのこと。

指定された文書を読んでいると、ひたすら英語の「word」について説明されていて、ちょっとうんざりしてしまいました。例えば、ヨーロッパの言葉の起源はすべてラテン語に通じているだとか、もともとはvとuに区別がなかったとか、アメリカ英語とイギリス英語とで意味の違う言葉があるとか。正直、英語を第二外国語とする私にとって、言語学を専攻しているわけではないので、ここまで掘り下げてリーダーシップの言葉の力強さを引き出せと言われても土台無理な話。早々に、英語という言葉を追求するのを断念しました。

ちょっと悩んで、今回のエッセイの導入では、英語のwordにあたる「言葉」について、古今和歌集の仮名序の最初の一文を紹介することにしました。「やまとうたは、人のこころをたねとして、よろづのことのはとぞなれりける。」あらためて読むととても美しい文章でうっとりします。私の拙い英訳では申し訳ないので、Amazonさんで英訳の本を入手。ビジネスとは関係ないけど、向こうがラテン語を持ち出すなら、こちらもルーツで勝負(?)させていただきます。

日ごろはアメリカ大好きと言っていても、異文化の中に置かれると、日本人であることを誇りに思ったり、歴史や文化を自慢してしまったりするのはどうしてなんでしょう。