異文化を知る ~パソコンの前から離れて学ぶ課題~

今学期のクラスは「Diversity and Workplace」といって、いろいろな人がオフィスで仕事をすることについて勉強しています。いろいろな人というのは、性別、人種をはじめ、LGBT(性的志向)、国籍、宗教など、様々なカテゴリーによる違いによるものです。Minority(少数のグループ)を差別や区別するのではなく、どうしたら一緒に気持ちよく働けて、あわよくば、違いをプラスの方向に変えていけるかを考えます。

今週の課題は宗教でした。お題は、ひとつの宗教を選んで、それについて調べ、さらにその人にインタビューをしましょうというものでした。私はイスラム教を選びました。とはいえ、知り合いにイスラム教の方はいないので、インターネットで調べて、東京にあるモスクに行ってインタビューを試みることにしました。今回のオンライン大学院で初めての課外授業(?)です。

訪れたのは「東京ジャーミー・トルコ文化センター」という施設です。今回調べるまで、こんなに本格的なイスラムの建物が日本にあることを知りませんでした。イスタンブールに旅行に行ったことがありますが、この建物の中には、旅行で見た装飾や雰囲気がそのままありました。建材もわざわざトルコから持ってきたんだそうです。

ガイドツアーに参加しましたが、イスラム教の方に失礼の無いよう、頭にスカーフを巻いて、髪の毛を隠して施設の中を回りました。そのあと、ガイドしてくれた方に、大学院の課題で準備していた質問をすることができました。(施設の方曰く、通常、インタビューするときには事前にアポイントが必要だそうです。すみません。。。)

アメリカは移民の国で、さまざまなバックグラウンドの方がいるため、Diversityを考えることはとても重要です。最近は日本でも外国からの労働者を積極的に受け入れるようになったので、この授業は日本で仕事をしていてもきっと役に立つだろうなと思っています。