入学して最初の学期がはじまるときは、結構不安になります。「先生厳しくないかな」とか、「他の学生は仲良くしてくれるかな」とか。留学生ならなおさらです。学生へのサポートがしっかりしている大学は、学生がコミュニティの一員になりやすいよう、様々なイベントを開催したり、アドバイザーに相談できる仕組みがあったりします。
私が日本から授業をとるために入学したPenn State University World Campusはオンライン100％のキャンパスです。長くオンラインで授業を提供してきた実績があるので、遠距離に住んでいる学生へのサポートもしっかりしているだろうと思い、進学先に決めました。
最初の学期が始まる前、「新入生に向けていろいろなイベントをやります」というメールが届きました。そのリストには、YouTubeやFacebookを使ったイベントや、オンライン図書館の使い方を説明するWebinar（ウェブセミナー）の開催予定が書いてありました。私はその中から、どの時間でも見ることができるYouTubeのビデオを見ることにしました。
ビデオは、新入生の疑問や不安について、在校生がパネルディスカッション形式で自分たちの経験やアドバイスを話すものでした。もちろん、出席者は全員、それぞれの住まいからウェブで参加していました。「グループワークはどのように行われているか」、「タイムマネジメントはどうしているか」、「リソースはどのように手に入れているか」というようなことについてアドバイスをしてくれていました。
上記のほかにも、在籍する学部が同期生同士のコミュニケーションを促してくれたり、受講するクラスの講師が挨拶のメールをくれたりしました。おかげで、最初のクラスがはじまるまでにだいぶ不安が和らぎました。
