ヒューストンのスタバ

私はヒューストンに住んでいる間、スターバックスをたくさん利用していました。

大学院に行き始めてから、毎日午前中を勉強の時間と決めていました。朝、夫が仕事に出かけた後、最低限の家事をして、カバンに教科書とパソコンを詰め込んで、そそくさと出かけます。出かける先は、行きつけのスターバックス。車で10分もかからないところにありました。いつもの席を確保して、レジに並びます。頼むのはグランデサイズのラテとチョコレートクロワッサン。(ちなみに、クロワッサンの発音はとても難しいです。)毎日同じものを頼んでいたら、店員さんに「As usual? (いつもの?)」と聞かれるようになりました。チョコレートクロワッサンはオーブンで温めてもらいます。そうするとチョコレートがとけて、より一層幸せな食べ物になります。どうして日本のスタバにはないのでしょう?数少ないアメリカの恋しい食べ物のひとつです。

朝の9時ころから昼まで、ずーっとスタバに居座りました。平日の午前中は満席になることがないので、いつも店員さんに温かく(?)見守っていただきました。

あるとき、いつものスタバが改装工事で1カ月ほど営業をしないことになったので、別のスタバに通いました。そこに通いなれたある日、女の人が声をかけてきました。なんだろうと思ってよく聞いてみると、「私、〇〇にあるスタバの店長なの。あなた、よく来ていたわね。改装工事が終わってお店がまた開くから、戻ってきて!」と言ったのです。アメリカのスタバ、すごーーーい!(正確には、その店長さんがすごい。)

別のスタバで論文を書くのに熱中して、5時間くらい滞在している間に、駐車していた車がぶつけられていたという事件もありました。事情聴取した警察官があきれていました。私が悪いのです。いや、当て逃げ犯が悪いのです。

とにかく、毎日行きました。夫のお給料を学費には使ってはいませんが、スタバには使いました。相当、使いました。ありがとう、旦那様。

そして、ヒューストンのスタバ、本当にありがとう。また、長い時間勉強しに行ってもいいですか?