通学のクラスでは、通常、期末テスト期間があり、指定された日時にテストを受けに大学に行きます。アメリカ現地でオンラインのクラスを受講したときは、大学に行ってテストを受けるか、自宅でテストを受けるかを選ぶことができました。現在受講している大学院プログラムでは、リサーチペーパーの提出ばかりで、テストを受ける機会は今のところありませんが、以前、オンラインで期末テストを受けた経験をご紹介します。
オンライン試験監督
アメリカの大学では「オンライン試験監督」のシステムが普及しています。自宅でテストを受ける場合には、指定された期間のうち、自分の都合のよい日時を予約します。試験当日は、大学のクラスのウェブサイトにアクセスすると同時に、試験監督ベンダーのサイトにもアクセスして、オンラインで試験監督を受けます。
試験が始まる前、試験監督は受験者に机のまわりをウェブカメラで映させたり、鏡を使ってパソコンを映させたりして、カンニングの準備がされていないかどうかチェックします。試験中はウェブカメラで受験者を監視し、カメラの視界から学生の顔が見えなくなったりすると「もう少し右に寄って」など、テキストメッセージで指示します。試験中の状況は、オンライン試験監督のベンダーからクラスの講師に報告されます。
個人的には、受験日時を選択できる上、自宅のリラックスした環境で受けることができるので、とても便利なシステムだなと思いました。