エッセイのチェック

一週目に提出したエッセイ(小論文)を、英語のプライベートレッスンの先生にチェックしてもらいました。文法の間違いをチェックしてもらうだけのつもりだったのですが、先生に見てもらって、アメリカ人はエッセイの説得力もチェックすることを思い出しました。

あくまでも、”(私の)日本人”の感覚だと、文章のチェックというと、「スペルが間違っている」とか、「この前置詞が間違っている」とか、せいぜい「こうした表現にするとより説得力がある」というアドバイスをもらうイメージなのですが、いざアメリカ人にエッセイを添削してもらうと、「この反論はおかしいのではないか」とか、「どうしてこう言い切れるのか」という指摘を受けます。「私の主張なんだから、私の勝手じゃん」という思いが頭をよぎってしまうのですが、先生からすると「君の主張の弱い部分を指摘して、より強くする」という考えを持っているようです。言い換えると、アメリカ人は学校で「どうやって自分の主張の説得力を高めるか」という学習を積み重ねてきているようです。

あまりにも文法ミスが散見されると、教授は読むのが嫌になってしまうようなので、最低限の文法や文章の体裁は整えないといけません。でも、私の経験上、しっかりエビデンスを提示しながら議論を展開すると、留学生の不自然な英語表現は大目に見てくれていると感じます。どれだけ深く思考したかが良いエッセイのポイントだと思います。