オンライン留学で必要な英語力

各大学・コースは、海外からの留学生が必要な英語力を持っているかどうか、TOEFL試験などのスコアで確認します。実際入学した後に、英語の「読む」「書く」「話す」「聞く」の技能がどのように使われるのかご紹介します。

英語を読むことは常に求められます。アメリカの大学の授業では、とにかくテキストや記事を読ませるので、読む速さが遅いと授業の理解や進捗に大きく影響します。

書く力も重要です。現地に留学するとESLという英語のクラスを受けてから、一般のクラスを受講できるようになることが多いのですが、このESLで論文の書き方を叩き込まれます。具体的には、「APA」や「MLA」という論文フォーマットがあって、タイトルの書き方や参考文献の表記方法が細かく決められています。各学校や講師は「APAで書きなさい」といった指示をします。どのフォーマットでもいいので、一度、フォーマットに沿って簡単なエッセイを書いてみることをお勧めします。(いろいろな大学がこんなふうにエッセイの書き方を紹介しています。)

オンライン授業では会話をする機会はあまりないのではと想像される方がいるかもしれませんが、実際には全くゼロではありません。例えば、スカイプでアドバイザーと受講スケジュールを話すことがあります。また、グループワークのメンバーとメッセージアプリでチャットをすることもあります。ちなみに、講義をインターネット上で聞く(見る)という機会は、思っているほど多くないと思います。