1. アメリカで英会話の先生を見つける

 夫の仕事の都合で人生ではじめてアメリカへ行く(しかも住む)ことになりました。学生の時は英語が大嫌いで、でも30歳からコツコツ英語の勉強をしていて、このときは37歳でした。「ついに留学できる!」とワクワクしてアメリカに行ったのに、いざ現地で話してみたらネイティブスピーカーの言っていることがわからなくてがっかり。TOEIC800点がこんなに役に立たないなんて!そこから私の武者修行がはじまりました。

  コミュニティカレッジの入学時期を逃してしまい、ひとまず、個人で教えてくれる英語の先生を探しました。先生を探すのに使ったのはWyzant.comというチューター検索サイト。希望するエリアや時間帯を指定して先生を探すことができ、このサイトからクレジットカードで授業料を払うこともできます。

 私の場合、定年退職した女性の先生を選んで、先生の自宅で発音矯正のレッスンを受けました。おしゃべり好きな先生で、どちらかというと話を聞いているほうが多かったような気がします。先生は、旦那様をなくして、猫2匹と暮らしていて、英語を教えたり、アパートの部屋を貸して生計を立てていると言っていました。「貸す部屋をfurnishするのよ」と言っていて、はじめて「furnish/部屋の家具を整える」という動詞があることを知りました。家具を部屋において部屋を貸すというイメージがなかなかわかなくて、「furnish?furnitureじゃないの?」と何度も聞き返しました。

 ちなみに、受講場所は相談して決めますが、安全のために初回はカフェなど、公共の場で会うのをお勧めします。