ESOL修了後、コミュニティカレッジの一般教養のクラス(米国史など)と、ビジネスのクラス(ビジネス入門など)を1年ほど受講しました。
通常、受講にあたりSAT(テキサス州の場合TSI)等の試験で一定以上の点数を取る必要がありますが、日本の大学の卒業証明書と成績証明書を提出すると試験が免除されます。なお、証明書は学校指定の専門機関で予め精査、翻訳し、その証明書もカレッジに提出します。費用は100ドルくらいです。その際、コピーをもらっておくと、将来転校するときにも使えます。
私はリスニング力が十分でなかったため、講師の話は半分くらいしかわかりませんでした。でも、英語に慣れるのが勉強と思って、根気強く通学しました。一般教養のクラスは20代前半の若者が占めていましたが、昼のビジネスのクラスには主婦が多く来ていました。「International Business」のクラスでは、中国出身の女性2人とチームを組み、レポートを書きました。自分一人では取り上げなかったであろう「アリババ(阿里巴巴)」について調べましたが、中国の経済や、中国の人々がそれをどうとらえているのかを感じるいい機会になりました。彼女たちは、家庭を持ちながら自分の将来の仕事のために真摯に勉強に取り組んでいました。グループワークだと、ひとりくらいは「フリーライダー(ただ乗りするヤツ)」がいるものですが、このグループはレポートに取り組む真剣さが高く、ストレスなく作業を進めることができました。グループワークは、チームメンバーが命です。