アメリカでは、様々な大学が100%オンラインの授業で卒業できるプログラムを持っています。理論上は世界中のどこからでも受講できるのですが、学生がアメリカ国外から受講することを想定していないプログラムもあります。特に日本から受講する場合には、時差が影響するかどうか確認したほうがいいでしょう。
講義を聞くというスタイルは少ない
私はビジネス関係のプログラムを受講していますが、経験上、「講義をオンラインで聴講する」というスタイルのクラスに出会ったことがありません。毎週課題が出て、指定されたテキストや記事を読んでエッセイを書く、というスタイルがほとんどです。アメリカのオンラインプログラムは自分の時間に合わせて受講できるというのがひとつの”売り”になっているので、時間の縛りは少ないと思います。
グループワークは要注意
ただし、グループワークの多いクラスを受講すると、他のメンバーはアメリカにいるため、彼らの時間に合わせてメールやメッセージアプリでやり取りしたり、一緒に締め切り時刻に追われてエッセイを書き上げるという状況が生じる可能性があります。
見極める方法
どうしたら授業のスタイルを見極めることができるかというと、例えば授業の提供方法が書かれているところに「Synchronous」と書かれていれば現地時間に合わせて受講することを想定し、「Asynchronous」と書かれていれば、受講時間も自由に調整できると考えられます。
お目当ての大学・学部が決まったら、入学手続きをする前に、国外からの受講を想定しているかどうか問い合わせてみるといいと思います。
(2021/2/19更新)